
気づけば夜中の1時、2時。
眠れない夜は、心がちょっと騒がしい夜。
昔は「早く寝なきゃ」と焦っていたけれど、今は、そんな夜ふかしも悪くないと思える。
だって、夜ふかしの静けさって、自分の本音に出会える時間でもあるから。
ノートに気持ちを書いたり、アロマを焚いて深呼吸してみたり。
そうやって過ごす夜は、ただの「眠れない夜」じゃなくて、心を整えるための、やさしいひとときになっていったんだ。
悩みや考え事で眠れなかったあの頃
夜は静かで、世界が止まっているみたいなのに、心の中だけがざわざわしていた。
家庭のこと、子どものこと、仕事のこと…。
昼間はごまかせていた気持ちが、夜になると、いろんな気持ちが次々と湧き上がってくる。
「わたし、このままでいいのかな」
「ちゃんとやれてないな」
そんな考えごとが、頭の中をぐるぐる回る。
早く寝なきゃ、明日もあるのに。
そう思えば思うほど、余計に目が冴えてしまう。
気づけば時計の針は深夜を過ぎていて、「ああ、また夜ふかししちゃった」って、自分を責めることもあった。
でも、どうしても眠れない夜は、無理に寝ようとする方がしんどくなるんだよね。
夜ふかしがくれた、自分と向き合う時間
眠れない夜に、ただスマホを眺めていても、気持ちはどんどん落ち込んでいく。
「それなら、いっそ起きてみようかな」
そんな気持ちで、ノートを開いたのがきっかけだった。
頭の中に浮かぶことを、思いつくまま書いてみたら、少しずつ心が整理されていく感覚があった。
書き終えたとき、「眠れない夜も、こうして過ごせばいいんだ」って思えた。
その横で焚いていたアロマの香りも、大きな支えになった。
ふわっと広がる香りに、「そんなに頑張らなくていいよ」ってやさしく包まれる気がして、心がほっとゆるむ。
気づけば、夜ふかしが〖心のメンテナンス時間〗みたいになっていた。
眠れないことを責めなくなって、少しずつ夜がやさしい時間に変わっていったんだ。
やさしい夜ふかしをしていたら、自然と眠れるようになった
不思議なもので、「早く寝なきゃ」と焦っていた頃は眠れなかったのに、夜ふかしの時間を〖心のための時間〗だと思えるようになったら、気持ちが落ち着いて、だんだん自然に眠れるようになってきた。
ノートに気持ちを書いて、アロマを焚いて深呼吸して、ただ静かに過ごすだけで、「夜ふかし=悪いこと」という思い込みも消えていった。
夜の静けさを楽しめるようになったら、夜ふかしが〖やさしい習慣〗になった。
そして、心が前より少しだけ上向きになったとき、ふと気づいたんだ。
「あれ、最近、夜ふかししてないかも」って。
眠れない夜はなくならないけれど、それも悪くないと思える。
夜ふかしの時間は、わたしが自分を整えるために必要な時間なんだと思う。
夜ふかしは、誰にでも訪れる〖心の調整時間〗なのかもしれない。
眠れない夜も、あなたを責める時間じゃなくて、そっと自分を抱きしめるためのひととき。
焦らなくていい。
夜ふかしの静けさが、心をゆるめてくれることだってある。
そんな夜を、やさしく過ごしてみてほしい。