「大人気ないな〜。マキももう40歳だろ?大人になって対応することを覚えな?」
つい先日、兄に言われた言葉。
地震があったときに、安否確認で連絡した時のこと。
音信不通にしている母の様子を、兄がわたしに伝えてきた。
音信不通にしている理由をさらっと話したら、冒頭のセリフを言われた。
テンプレのような言葉に、思わず笑ってしまった。
そして、同じ親の元、同じときを過ごしてきた兄にも言われるんだなぁって、少し残念な気持ちになった。
「あのね、母にだけだよ?他の人にはしてないから大丈夫だよ〜笑」
そう言うと、「ならいいけど…」とのこと。
どうやら家族の中で、わたしは「いまだに成長してないワガママなマキ」のままらしい笑
あのね、あなたの言うとおり、わたしももう40歳さ。
わがまま放題、自分勝手に生きてきたわけがないじゃないか。
どれだけ生きづらさを感じ、自分を否定し、感情を押しころして生きてきたか。
聞いているようで聞いていない。
わたしの言葉は、家族には届かない。
「ワガママなマキ」
このラベルを貼り付けたまま。
理解されなくてもいいや。
母に対してはそう思うようになっていたけど、家族みんなに対しても、なんかもういいや〜と思った。
わたしが幼い頃からどんな思いで過ごしてきたか、どんなにもがいて必死に生きてきたか。
わたしが分かっていればいい。
「大人気ないだのもっと大人になれだの、好きに言ってくれ笑
わたしはそれでもいい。大人気なくていい。それでもいいから、もう母には関わらない。
母に関わってるとこっちの寿命が縮むから笑」
そう言って電話を終えた。
あ、兄とは表面上は関係良好だよ。
もちろん弟も。
それでも同じ親の元で過ごしてきた兄弟だからといって、性格はまったく違うし、男女差もあるだろうし、分かり合うことはなかなか難しいから。
表面上の関係が良好であれば、もうそれでいい。
波風立たせる必要もない。
きっとこの心の距離感が、わが家にとってちょうど良いんだと思う。
わたしの言葉がちゃんと伝わっていないときに、今までは必死に説明・訂正してきた。
でももうそうする気力も体力も、もったいないと思うようになった。
他のことで忙しいからね。
こうやってだんだん適当になって、細かいことムダなことにこだわらなくなって、そして丸くなっていくんだろうな。
あら。
わたしちゃんと成長してるじゃん笑
