「ねぇみてみて〜!」
「おかあさん、みて〜!」
「これすごくな〜い?」
「じょうずでしょー!」
「ぼくこんなにじょうずにできたよ!」
息子がよくそう言いながらわたしのところに来る。
キラキラ目を輝かせながら。
絵を描いたとか、文字を書いたとか、ブロックで何かを作ったとか
いろんなものを持ってわたしのところにやって来る。
わたしも子どもの頃はそうだったのかな?
今ではすっかり
「ねぇこれ見て!」
「すごいでしょ!」
こんな風に自信を持って言うことが苦手になった。
他にも、自分がイイ!ステキ!と思った何かを誰かにおすすめすることも苦手になった。
自分がイイと思うものが他の人にとってもイイとは限らないから。
おすすめするのもだし、おすすめされるのも苦手になった。
自分の中に軸が出来てきている途中だからかな。
まだまだ、自分にとって必要ではない情報を瞬時にさらっと流せないというか
「教えてくれたんだから試してみないと・・・」と考えて実行しようとする自分がいるから。
あまり強くおすすめされると逃げたくなっちゃう。逃げないけど・・・。
だけどきっと、わたしと同じような感性を持つ人もいるはずだし
そういう人にわたしが思う「イイ」「ステキ」を共有したり
共有してもらえるのは大丈夫なんじゃないかとも思う。
「ねぇこれみて!これすごくイイよ!おすすめ!ぜひ試してみて!」
ではなくて、
「わたしにとってステキだな、イイなと思うものを見つけたよ。もし気になったら見てみてね。ここに置いておくね」
そんな風に押しつけない感じで、そっと共有していこうかな。